ニケルダーク大学

個体調達学科

【ポケモンXDコラム】ポケモンXDの乱数調整についてもっと深く知ってみよう

 

こんにちは。Hopeです。

 

今回はコラムという事で、ポケモンXDの乱数調整に関する個体の幅を広げるテクニックを紹介します。コラムなのでサクサク~っと行きます。

まずポケモンXDでは、ダークポケモンが色違いにならない事は有名だと思います。そしてポケモンが色違いになるような性格値を引いた場合は性格値のみが書き換わる「色回避」と呼ばれている現象があります。(xdcheckではメソッドズレと表現されていますが、僕はあまり好きではありません。)

これにより、ID調整の手間はありますが個体の幅を大きく広げる事が出来ます。

しかしながら、色回避込みで考えても理想個体が存在しない場合があります。大体ここまで来ると検索を諦めて多少個体値を妥協してしまう。なんて事がそれなりにあります。

でも、一部のダークポケモンはここから更に出現する個体を増やす事が出来る事を知っていますでしょうか?今回の記事はここからが本編です。

 

例として、サンダーを捕獲したいとしましょう。ここでGBA対戦環境の話を少し。

現代GBAではヘラクロスが流行しており、その対策としてサンダーにドリルくちばしを持たせる。というような事例が増えています。

それと同時に、同じくヘラクロス対策として数を増やしているポケモンボーマンダがいます。サンダーはボーマンダに対して、めざめるパワー(こおり)を持つとかなり有利が取れます。

ここで、問題が起きました。

今まで主流の個体であったひかえめめざ氷のサンダーですと、ボーマンダには有利を保てますが、H252ヘラクロスに対するドリルくちばしが乱数1発になってしまいます。ひかえめBUのめざ氷サンダーはFRLG,XD(色回避込み)を探してもA個体値を18までしか上げられないのです。

それではAを上げるためにどこかを削る必要があります。しかしサンダーは数値がギリギリなポケモンです。耐久も削りたくありませんし、素早さも大きく削るとボーマンダに抜かれる事が増えてしまいます。Cを削れば、ボーマンダの主流の調整であるHD方面に厚い個体をめざ氷で落としにくくなってしまうので、これも良くないです。

 

ここで話を戻します。

ポケモンXDには一度エンカウントするとその時点で個体の情報が確定し、特性以外は変わらないという仕様があります。これを個体の固定と呼んでいます。

通常、サンダーの乱数調整をする際はサンダー以外の個体を固定してから挑んでいる人が多いと思います。XD乱数の解説をしている記事では、このような手順を推奨している方が多いように感じました。

この個体を固定する数を少し変えると、出現する個体が少しだけ変わります。

今回のサンダーの場合、欲しい要素は「ひかえめ」、「めざ氷70」、「A19以上」です。この条件で出来るだけ個体値の高いサンダーを探すと...

いました。ひかえめ 31-31-31-31-31-30 (氷70)。色回避が発生するIDに調整しつつ、更にデスゴルドの手持ちを丁度ナッシーまで固定した状態でのみ出現する貴重な個体です。この存在を知らなかった方も多いのではないでしょうか?

これだけあれば、先ほど言っていたH252ヘラクロスも倒しつつ、高いSとめざ氷70を両立できます。こうして完璧で究極のサンダーが爆誕しました。

乱数調整しました。これから育成します。

 

このように、XDポケモンを複数持っているトレーナーは固定する個体数を調整する事で更に色々な個体を出現させることができます。これは他の3世代作品では出来ない、面白い技術です。ID調整による色回避と組み合わせて、君だけのXDポケモンスナッチしましょう!

 

以上で終わります。ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

(コラムの予定だったのに1500字を越えてしまってタイトル詐欺です。ごめんなさい。

でもまた一つ賢くなったね。君もXDをやろう。)