こんにちは。Hopeです。
この記事は、Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023の119日目の記事となります。
今回の記事では、ポケモン3世代を遊ぶ上であると非常に便利なゲームキューブ自動化環境の結論パ*1を紹介します。これが無いと始まらない!というようなものから、限られた場面で猛烈に便利なものまで色々と紹介していきます。
よろしくお願いします。
0. 必要な機材
何が何でも必要なものを書きます。
当たり前です。
・Raspberry Pi PicoとGC接続用ケーブルなど
みずようかんさんの記事を見て機材を揃えましょう。ポケモンコロシアムを自動化しない場合、サーボは必要ありません。
Raspberry Pi Picoに書き込むファームウェアです。
現在は2つのファームウェアがあり、これを使い分ける事で現存する自動化ツールは全て動かせます。何も書いていない方がPoke-Controller-Modified対応版、dolと付いている方がDOL Macro Controller、XDSeedSorter対応版です。間違えないようにしましょう。ORCA GC ControllerとNX-Macro-Controllerはどちらを書きこんでいても使えます。
とりあえずこれだけ揃えてください。
1. ツール本体
Raspberry Pi Picoへデータを送り、ゲームキューブを操作するためのツールです。
キーボードによる操作が可能な汎用自動化アプリ。僕は大体これを使っています。
また、有志によってこのツール用のスクリプトを公開されているアップローダーがあり、そちらを使う事で絵画Seedを用いた乱数調整や孵化乱数など、面倒な作業もお手軽に始める事が出来ます。
フレームタイマー機能など3世代乱数調整に便利な機能が備わっており、製作者の夜綱さんが文法の解説記事も作ってくれているので自分でスクリプトを書くハードルはかなり低いです。
未来勢の方がよく使っているツールであり、ポケモンに限らず様々なゲームで自動化に使われています。
このツールはスクリプトが自分で書きやすく、ツール内ヘルプで基本的なコマンドの解説を見ることが出来ます。個人的には、外部コントローラーの操作を送る機能が非常に便利なので、普段使いの際にはこちらを使いたい気持ちが強めです。筆者はPC前に座っている時は常にhitBOXが膝上に乗っている人種なので。
こちらも未来勢の方々がスイッチ?というゲーム機の自動化でよく使っているイメージがありますが、Jiangtunのポケコン対応版を書きこむ事でGCも操作できます。
自分でプログラムを書くのは他ツールに比べると少々ハードルが高いですが、有識者によるエメラルドのストーリー自動化やポケモンコロシアムの初期Seed厳選自動化など、非常に便利なものが配布されています。退屈なことはPythonにやらせよう
こちらもキーボード操作が可能なほか、Pythonによる画像認識、仮想コントローラーを表示してマウスクリックで操作出来たりなんかいろいろすごい!です。すごい!
以下2つは先程書いたように、JiangtunをDOL対応版にする必要があります。
・DOL Macro Controller(こちらのリンク先はツールの配布とマクロファイルのアップローダーを兼ねています。)
このツールは人力での乱数調整が人道的ではないFRLG、EmのID調整を画像認識を使って完全自動化するツールです。
こだわったIDの対戦用ROMの調達やじばく色違いミュウツーなどが欲しい方からしたら喉から手が出るような逸品です。
マクロも書きやすく、普通の操作のみを記録して走らせることも出来ます。
・XDSeedSorter
こちらのツールは現在メイユールさんから許可を頂き僕の方から再配布という形を取らせて頂いてます。
ダウンロードはこちらからお願いします。
こちらはポケモンXDの初期Seed厳選を完全自動化するための専用ツールです。
あの忌々しい刑務作業であるところのSeed厳選を、なんと寝ているだけで破壊できます。オフ会でXD対戦をする際に初期Seed特定が手癖になってしまっているせいでいますぐバトルを選択し、友人に笑われる。なんて事態も減る事間違いなし。XD乱数をしたい方には導入しない事に理由が必要だと言えるでしょう。
それに加えて、画像認識によるトゲピーの完全自動乱数調整なんてことも出来ます。来月開催される4thGSオフに向けてトゲピーを調達したい方は、今すぐ秋葉原へダッシュして機材を調達!
このツールに関しては僕の方で使用方法などを書いているので、もしよろしければこちらもどうぞ。>【ポケモンXD】XDSeedSorterのつかいかた - ニケルダーク大学
ツール数を絞ってちょこちょこしたスクリプトを組むだけならORCA、画像認識を駆使して長時間放置しながら仕事をこなしてもらうならPoke-Controller-ModifiedとNX-Macro-Controller、というような使い分けで良いと思います。
ここからは、これらのツール用に一般配布されているスクリプト、プログラムの紹介です。
2. 汎用
とりあえずこれ持っておけばQoL爆上がり彼女3兆人財産カンスト。そんな奴らの紹介です。
3世代対戦をする人間の視点で紹介しています。
・RS、Emストーリー自動化
ジュナリさん制作の、ルビーサファイア、エメラルドのストーリーを殿堂入りまで自動で行ってくれるというPoke-Controller-Modified用プログラムです。
みがわりやだいばくはつの教え技や、グラードン&カイオーガなど固定シンボルのために周回したくなることの多いエメラルド、04ダブルに必要なLv45グラカイやMethod4で生成される野生ポケモンが欲しい時に必要なルビーサファイアですが、寝ている間にストーリーを終わらせてもらえばオフ会前日に夜な夜なミナモシティ到達RTAをする必要もありません。睡眠不足で対戦に集中出来ない。なんて事を避けるためにも是非導入しましょう。
・XDRNG_Auto_Adjuster
フウさんがPoke-Controller-Modified用に移植してくださった、XDのSeed厳選自動化プログラムです。
XDSeedSorterとは出来る事はほとんど変わらず(トゲピー自動乱数調整機能だけありません。)、ファームウェアの書き換えが不要なところが嬉しいです。どちらを使うかは好みで選べばいいと思います。
・イタ電くん、孵化乱数奴隷くん、タマゴ孵しくん
amumaさん制作のエメラルド用孵化乱数スクリプトです。
この3つがあれば、性格値乱数>個体値乱数>孵化までを自動化できます。3世代乱数調整の中でも特に回数をこなす事になる孵化乱数を自動化できるというのは大きな時間短縮になり、ハッピーになります。是非導入しましょう。
これらは上述のORCAスクリプト用アップローダーにてDL出来ます。
この3つは、3世代対戦をする上でほとんどの場合通る事になる面倒な作業を大きく楽にしてくれるものです。まずこれらを使ってみて自動化環境を体験してみるといいと思います。
他にも便利なものはたくさんあるのですが、その辺は自分の好みとやりたい事に合わせて拾い集めたり、自分で書いてみるなどしてみてください。あなたの制作物が界隈を強くします。
以上で今回の記事を終わります。ここまで読んで頂きありがとうございました。
*1:皆さんは安易に「結論パ」というワードを使わないようにしましょう。