ニケルダーク大学

個体調達学科

【ポケモン】XDサンダーの乱数調整に関する補足資料

皆さんこんにちは。Hopeです。

この記事は、サンダーの乱数調整解説記事にて、初めてXD乱数調整をする人に説明するとややこしくなってしまうために簡略化して伝えたポイント、そもそも説明を一切しなかったポイントについて詳しく説明する記事です。

ですので、上記記事を読んでいる事を前提とし、なおかつ僕のXDの独自仕様まとめ記事にある程度目を通して頂いているものとして説明していきます。少々ハードルの高い記事になってしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。

 

1. XD乱数についてより深く学ぶと、FRLGでは再現できない個体が捕まえられたり

これは色回避の事です。XDでは色回避を発生させることでFRLGよりも個体値の高いめざ格個体、Aの高いめざ氷個体など特殊な個体が捕まえられます。

また、勘違いしている人がたまにいるのですが、GBAポケモンGCポケモンは個体生成処理が異なっています。ですので、技以外の点ではFRLG産とXD産のどちらが優れている、と一概には言えません。例えばドリルくちばしを採用するひかえめめざ草サンダーであれば、どのXDサンダーよりもFRLGで捕獲できるA26個体が最大となります。ドリルくちばしとXD技の両立が技スぺ的に厳しい事もありますし、この場合はFRLGで捕まえる方が良いと考えられますね。

 

2. あると便利なツールや、オタク向けの乱数調整をする際には他のツールが必要になったりもしますが

今回のサンダーでは色回避を発生させない前提の記事ですが、色回避を発生させる前提の乱数調整をするのであれば、個体検索用にxdcheckが必要です。

また、超オタク向けのポケスポット乱数調整*1をする場合は、検索幅の広いxdseedを使う方が良いでしょう。

それと最近出てきたXDの瞬きからSeedを特定するためのツールとして、海外産であるOpenBlink、最近巷で大変話題となっているサイドン/ファイヤーの乱数調整をする際は、サマヨールの瞬きを観測するのにDusclopsBlinkReaderが必要だったり。

そして、これまたごく最近話題となっている生成順の変わったXDタマザラシなどの個体検索をしたい場合は、海外産の超汎用乱数調整ツールとして有名なPokeFinderを使います。

果ては最初に貰うイーブイが色違いになるIDのみを検索し、更にイーブイ個体値や表IDの絞り込みまで出来るXDEeveeShinySearchなんてツールまであります。

ツール製作者様方に多大なる感謝。

ポケモンXDでやれる事の多さが分かりますね。

 

3. 固定済みチェックですが、この記事ではとりあえずフリーザーまで全てチェックを入れた状態と仮定して進めていきます。

今回は紛らわしくならないようにフリーザーまでを固定し、残りのダークポケモンをサンダーだけにして乱数調整をする手法を取りました。

しかし、固定するダークポケモンの数を調整してより幅広い個体を狙う事も出来るので、2度目、3度目のサンダー乱数をする際は考慮してみてもいいと思います。

 

4. 任意消費数を確認してください。恐らく48となっているはずです。

この48という数字は、タイトルからデータをロードする際に発生する22消費、エレベーターを降りる際に発生する22消費、デスゴルド戦の戦闘開始エフェクトにより発生する4消費を足したものとなっています。

この3つの消費は相手がルギアだろうがデスゴルドだろうが関係のない共通の消費なので、そのまま使い回せます。

 

5. デスゴルド戦で相手のフリーザーまで見たら負けてください。

この工程でデスゴルドのダークポケモンの個体を固定しています。もし固定する個体数を調整する場合は、ここで繰り出されるポケモンの数を調整してください。

 

6. 大量消費の消費速度を3850.0と入力し

これはとにかくバトルでファイヤー+3体を繰り出している状態の消費数である約3842.0から、多少の余裕を持たせるためにほんの少し多めの消費数を入力して貰っています。

XDの乱数調整は乱数消費に時間がかかる事で有名ですが、目標Seedを通り過ぎて今までの待機時間を水の泡にしてしまうのが一番危険です。ここは安全に、慎重に行きましょう。

 

7. 持ち物欄を開くたびに発生する12消費

これは持ち物欄を開くマップによって違います。

XD乱数の開拓初期の文献に載っていることがほとんどなので、もし他のダークポケモンの乱数調整がしたい場合はその都度持ち物消費を調べてみましょう。きっと情報が見つかるはずです。

 

8. 手順を守れば成功します((稀に運負け要素あり)

この件なのですが、乱数消費にいますぐバトルを使うとカメラアングルの処理によってサンダー戦直前(戦闘開始エフェクトの4消費直後)に消費が挟まる事があるようです。(夜綱さんのツイートに目を通しただけの受け売りの知識です。)

回避方法はあるのですが、下準備が必要なので今回は稀に運負けしてもらう事にしました。運負けした方がいましたら、ごめんなさい。

 

8-1. 回避方法はあるのですが、下準備が必要

回避方法ですが、いたって単純かつそりゃそうだろ。というような話で、「乱数消費にいますぐバトルを使わない」事です。

ではどのように乱数消費をするかというと、何通りか方法があります。

まず1つ目は、手持ちにリバース状態のXDブーバーを入れておき、GCvsGBAのキャラセレクト画面でステータスを見る方法です。

なぜブーバーなのかというと、尻尾などの炎エフェクトが乱数を消費しているため、通常のポケモンよりも早く消費を進める事ができます。

この方法を使うにはダークブーバーをスナッチし、更にリバース状態にさせる必要があります。シナリオ中にブーバーを倒してしまっているとミラーボから出してもらう手間もあり、かなり面倒です。乱数の消費速度は、昔調べた数値かつ本当に正しいかの検証もしていないのでここには載せません。確信が持てたらここに追記します。

そして回避方法の2つ目は、データをロードした後にダークポケモンモニターからダークファイヤーを見る方法です。

実は今回こちらを使ってもらうかかなり悩んだのですが、現在Seedの再特定に人力で瞬きを観測してもらう必要があり、使用するツールも増えてしまうという事で今回は見送りました。しかしながらダークファイヤーの乱数消費はかなり早く、もしこちらの方法に興味のある方は、OpenBlinkというツールをダウンロードしてみてください。使い方は見ればすぐに分かると思います。

 

終わりに

以上で補足資料は終わります。長々と読んで頂き本当にありがとうございました。

この辺りを全て理解できれば、大抵のダークポケモンは乱数調整の理論が理解出来ると思いますし、根気さえあれば乱数調整を実践することだって出来るはずです。興味のある方は是非チャレンジしてみてくださいね。

 

ポケモンXD、最高⤴︎⤴︎

*1:色違い+マボロシじま出現性格値など